2017/09/29

子どもがいじめられているかも…と気づいたときにすべき対策と対処

大切に育てているわが子が、いじめを受けていたと知ったら…。
まるで、自分のことのように胸がしめつけられるほど、さぞ悩んでいることと思います。
その気持ちを思うと、私自身も同じように辛く、悲しい気持ちで一杯です。

なぜなら、私も同じようにいじめに悩む立場にたち、
「心のサイン」
をなぜ気づけなかったんだろうと、思っているからです。

いじめやいじわるの、ダメージは大きい小さいにかかわらず、子どもの小さな心に傷がつくことには変わりありません。
そして、親である私たちも同じように、傷はつかなくとも、ダメージは受けているのです。

このページでは、気のせいかな?と、思いがちな子どもの
「心サイン」や、
こんなときは、どのように気づいて、どのように対処していったのか、当時の出来事を思い起こしながら綴ろうと思います。

いじめに限らず子どもが安心して何でも話せる環境が重要

私は、こっこの表現に違和感を感じ、経緯をたどったことで、いじめに気づきました。

幼稚園のときのいじめは、年中のころでした。幼稚園へお迎えのときに、いつものこっこと様子が違うな…と感じたので、
『こっちゃん、きょうの幼稚園は楽しかった?どのお友だちと遊んだの?』
と問いかける私の心配と、見た感じとはうらはらに
『うん!楽しかった〜♪』
とニッコリと笑顔でこたえていたので、気のせいか?と、そのときは4歳のこどもが
「した・いった」
のことなので、いじめというより、いじわるを
「された・いわれた」
くらいにしか捉えていませんでした。

こっこは年齢的に幼さすぎて、どのように言いあらわせばよいのか、こんなときはどうすればいいのかすら、わからなかったと思います。だから
「つらい・かなしい」
という、こっこの感情が私の問いかけで、
「楽しかった」
と無意識に逸れてしまったのだと思います。

私はこの重要視すべき最初のサインを、軽く受けとめてしまい、のちに小さなわが子の
「つらい・かなしい」
と、言葉ではうまく言いあらわせない心のサインを、私は精神的なゆとりがなかったために、汲みとってやることができませんでした。そのころのことを思いだすと、今でも胸が痛みます。

わが家の家庭環境は、小さな子どもを育てていく上で、けして良くはありませんでした。当時の私は、不眠症でイライラする主人と、常に言い争いをして泣いてばかりいました。その光景がこっこの脳裏に焼き付いてしまったのでしょう。だから子どもとのふれあいや、問いかけはなるべく心がけてはいました。

なぜなら、こっこは受け身なタイプで、自らどう話せばよいのかが難しかしく、自ら話すときは、いきなり
『(幼稚園)たのしかった♪』
という感じの表現だったからです。その背景があったので、小さいながらも、
「辛い(悲しい)出来事」=「ママかなしい」
という考え方が身についてしまい、こっこのかなしいは
「ママかなしい」
という解釈のしかたになっていたのです。
この内面的なことに気づいたのは、日増しに元気がなくなるのをみて、「気のせい」ではないと感じたからです。

気のせいと流さず感じたときにするべき相談と対処

いじめに気づく前年は、別の幼稚園に通っていました。近くの幼稚園には年少の受け入れがなかったからです。

2月生まれのこっこは、同じ年齢の子より輪をかけて幼さのある子どもでした。
クラスにはたまたま世話好きな子がそろっていたようで、その子たちはこっこを、自分の弟や妹を可愛がるようにお世話をしてくれたのです。だから、こっこは大好きなお友だちに会えるのがうれしくて、毎日楽しみに幼稚園へ通っていました。

翌年はその幼稚園にもう一年通うことができたのですが、地域のきまりで、年長になると地元の幼稚園に通わなければなりません。
こっこがせっかく幼稚園やお友だちになじみ、よろこんで通っていたので残念でしたが、年長で新たな環境よりも、年中で移って環境に慣らすのがいいと、小学校へ入学してからのことも考えて、ゆくゆく通うべき地元の幼稚園に移りました。

こっこは、もともと人見知りはなく、人とかかわるのが好きなタイプでしたので、地元の幼稚園に移っても心配していませんでした。実際、地元の幼稚園へ移ってから、すぐに馴染んで、よろこんで通っていました。

そのまま、何ごともなく卒園まで過ごしていくものと思いましたが、ときどき、クラスの園児からの何気ない言動で傷つき、そのことを表現できず、無意識に封印をしてしまい、精神的にしんどくなったのだと思います。行きたいはずの幼稚園を、卒園するまで行き渋るようになりました。
元気がない理由を幼稚園と担任の先生に相談したところ、クラス全体に
「されたり、言われて悲しいなと思うことはやめましょう」
と伝えてくれました。相手の園児たちは、心当たりがあったのか、その後はこっこに対して優しくなったようで、世話までもやいてくれるようになったのでした。


こっこはその後、元気は取り戻しましたが、大好きな幼稚園やその場になじむことはできても、お友だちになじむのが苦手になってしまいました。
けれど、幼稚園の親身な対応とご協力もあり、何とか無事に卒園でき安堵することができました。

いじめのつもりでなくても表面に見えないだけで受けた側は心に傷を負っている

小学校に入学したこっこは、うれしくて喜びに満ちあふれた様子で、近所に住む2年生のAちゃんと、元気に登校していました。
Aちゃんは、優しくて面倒みがよく人柄のよい子だったので、一緒に登校するこっこを安心してお任せしていました。

けれどしばらくして落ち着いたころ、Aちゃんは気分屋な一面があり、登校時に小走りでついていくのがやっとのこっこを、気分により途中の道のりで置き去りにすることがあったようです。
そして、当たり前のようにランドセルや重い用具の荷物を持たせ、Aちゃんは手ぶらで、ということもあったのです。
この件も、こっこの異変に気づき、相手に直に聞いたり、Aちゃんの母親に伝えたりしました。Aちゃんは認めたたものの、本人はいじめたつもりはないと、ふて腐れていました。

この時期と重なって、クラスの女子児童の一人から、担任の先生には気づかれないように、言葉の暴力や、叩かれたりツネられたりしたようです。
情けないことに、この件に関しては気づいてあげることができませんででした。なぜならその児童は、私の前ではそんな素振りを見せなかったからです。この女子児童の二面性がわかったのが3年後のことでした。

2年生になりこっこは、1年生のときに受けたいじめが原因で、ときどき学校を休むようになりました。その時期に遠足の予定があり、遠足だけは行きたいと楽しみにしたいました。けれど遠足の前々日に、隣の席の女子児童から
『こっちゃん、あした来るん?ずーっと寝とったらええやん。死ねばええやん?(笑)』
と、冗談のように理不尽なことを言われたのです。
それを聞いた私は、その理不尽な話文句に憤りがこみ上げ、すぐに担任の先生に訴えました。先生もおどろかれて翌日には、対処して下さり、クラス全体にも
「言いかた・感じかた」
について話し合い、考える時間を設けて下さいました。
その後、本人同士でも和解し、この件があってからは平穏に過ごしましたが、傷を抱えたまま2年生を終えました。

3年生では新学期早々に、音楽の教科書を忘れた隣の女子児童に、見せていた教科書の数ページをくしゃくしゃにされたようです。こっこはとっさに手でシワを伸ばしたようですが、女子児童は
『手なんて使わんでもできるやろ?(笑)』
と教科書を忘れて見せてもらう立場にいながら、人をバカにするにも程があると思いませんか?

この理不尽な言動により、過去からのいじめがトラウマになり、こっこはショックと憤りで、精神的に不安定になってしまい再び休みがちになってしまいました。

このこともすぐに対処してもらい落ち着いたのですが、それは上辺だけで、注意されたことに逆ギレ(児童の親も)した児童はことあるごとに嫌がらせをしてきました。

その都度、学校に対処してもらったのですが、児童の反省の無さに、さすがに私も許せなくなり、相手に対して「やめて!」
とはっきりした態度と言葉を表わすようこっこに促しました。
学校が対処してもやめないのなら、気のキツイ私の言い方で言うと、
「やられたら、やり返せ!」と。
学校にも、
「もし相手の親が逆ギレしてきたら、こちらにも言い分があるので、私をその場に呼んで下さい」
と伝えました。

すると、おとなしいこっこが反攻しだして、おもしろくないのか、嫌がらせはさらにしつこく続きましたが、学校の協力を強化してもらったおかげで、事はおさまりました。

4年生のときは目立つ様子もなく、平穏ではありましたが、トラウマがフラッシュバックして妹のだーこに乱暴な言動で当り散らしたりと、ずっと精神的に不安定な一年でした。この年の三学期頃に、突然泣き出し、二面性のあった女子児童に1年生当時にされたことを、ボロボロと吐き出しました。
そのことを、親身になって相談にのって下さった教頭先生に伝えたことで、クラス替えを配慮して下さいました。

行き渋りはなにかしらの原因や理由があり心のサインだと思い向き合い受け止めるべき

ここまで長々となってしまいましたが、私がしてきたことは、

後悔をバネに、心のサインを気のせいと流さずに、常に気にとめて汲み取とる

ママに何でも話してね、ママはこっこの見方やから、ママが絶対に守る!と伝えている

問題がわかった時点で、学校や担任の先生に相談して、対処してもらう

「やめて!」とハッキリ相手に意思表示させる

要するに、

  • 子どもが安心して、なんでも話せる・話しやすい環境を心がけること
  • できるなら、子どもと多くふれあいコミュニケーションをはかり、話を聞いてあげる
  • 異変に気づいた時点で対処につとめる

この3つが必要だと思います

私の場合は、性格的に黙っていられないので、気づいたことは全て相談したり対処してもらっていました。

ただ、こっこの精神的な負担を忙しさで直視できず、幼稚園児ころや小学生になってから毎朝、教室や職員玄関の入り口で待つ先生に、渋るこっこを受け渡すという、無理やりなことをしてしまったことは、懺悔の気持ちでいっぱいです…。

心のサインを、少しでも早く気づいてあげられれば、お子さまの精神的な負担は軽減できます。

おかしいな?と感じたときに対処してあげて欲しいと思います。